バイクにドライブレコーダーはいらないのではないか?

そうお考えではないでしょうか。

あおり運転や事故の映像がニュースで流れることも増え、バイク ドラレコは本当に必要なのかと悩む方も多いことでしょう。

一方で、バイクにドラレコを取り付けることにはデメリットとは何か、そしてなぜ今、バイクにドラレコをつけるべきなのか、その理由を正しく理解したいものです。

事故の証拠を残し身を守るために、ドラレコを導入するライダーは年々増加しています。

この記事では、数あるドラレコおすすめ製品の中から、あなたのバイクライフに最適な一台を見つけるためのヒントをお届けします。

アクションカメラの代表格であるGoProはドラレコの代わりになるのか、どこにつけるのが最適なのか、ヘルメットへの前後ドラレコ取り付けは可能なのかといった疑問にもお答えします。

さらに、取り付けを自分でやるか業者に頼むか、気になるドラレコ取り付け工賃と費用、そして盗難リスクとドラレコの取り外し、バイクのドラレコつけっぱなしによる消費電力の問題についても詳しく解説していきます。

この記事では、以下の4つのポイントについて解説します。

ポイント
  • バイクにドラレコが必要な理由と知っておくべきデメリット
  • 自分に合ったドライブレコーダーの選び方とおすすめ製品
  • 取り付け方法の種類や業者に依頼する際の工賃
  • 盗難や消費電力など知っておきたい注意点

バイクのドラレコはいらない?今こそつけるべき理由

以下のようなことがわかります。

  • バイク用ドラレコのデメリットとは
  • なぜ今、バイクにドラレコをつけるべきなのか
  • 事故の証拠を残し身を守るために

まず、気になるデメリットとは?

バイクにドライブレコーダーを取り付けることは多くのメリットがある一方で、無視できないデメリットも存在します。

まず挙げられるのは、費用面です。

ドライブレコーダーの本体費用に加え、取り付けを専門業者に依頼する場合は、バイク ドラレコ取り付け工賃と費用がかかります。

また、ご自身で取り付ける場合は、配線作業などにかなりの手間がかかる場合があるのです。

次に、盗難リスクも考えられます。

本体にバッテリーが内蔵されているポータブルタイプの場合、バイクから離れる際に本体を外して持ち歩かなければ、盗難される可能性があります。

さらに、車両電源から給電するタイプのドライブレコーダーは、駐車監視機能を使用するとバッテリーに負担がかかり、バッテリー上がりの原因になる場合があるため注意が必要です。

そして、アクションカメラの代表格であるGoProは、長時間の連続撮影を想定していないため発熱によるフリーズリスクがあったり、ドラレコとは異なり、事故時の衝撃を正確に記録できないケースがあるのです。

 

タマの一口メモ

GoProはバイクドラレコの代わりになると考える方もいるかもしれませんが、これは適切ではないようです。

詳細は下の記事「GoProはバイクドラレコの代わりになる?」で詳細を書かせて頂きました。

なぜ今、ドラレコをつけるべきなのか

現在、バイクにドライブレコーダーをつけるべき最大の理由は、万が一の事故やトラブルの際に、自分自身を守るための「保険のようなもの」になるからです。

四輪車では急速に普及が進んでいるドラレコですが、国土交通省の調査によると、2019年の時点で自家用車への搭載率は45.9%に達しています。

一方、バイクの普及率はまだ低いものの、近年は急激に所有者が増えている傾向にあります。

ドライブレコーダーは、危険な運転をされた際の決定的な証拠を残すことができます。

また、自身が事故に巻き込まれた際、公平な過失割合で事故処理が行われるよう、警察や保険会社に映像を提出することが可能です。

これにより、補償がよりスムーズに支払われる可能性も高まります。

さらに、ドライブレコーダーを搭載することは、常に記録されているという意識が働き、自身の荒っぽい運転を自制する効果も期待できるのです。

事故の証拠を残し身を守るために

前述の通り、ドライブレコーダーはトラブル時の証拠を残すために非常に重要な役割を果たします。

バイクで事故に遭った場合、ライダーは大きな怪我を負う傾向があるため、負傷状況によっては現場で正確な証言ができないかもしれません。

そのような状況で、ドラレコの映像がなければ、不利な過失割合を背負ってしまう可能性も考えられます。

そこで重要となるのが、Gセンサーの機能です。

Gセンサーは、事故の衝撃を検知すると、事故前後の映像を自動で保護し、上書きされないように保存する役割を持っています。

また、GPS機能が付いているドラレコであれば、日時や位置情報、速度といったデータも正確に記録できるため、より強力な証拠となります。

多くのドラレコはSDカードの容量がいっぱいになると古い映像から上書きされてしまいますが、Gセンサー機能があることで、本当に必要な映像が消去されることを防ぐことができます。

バイク ドラレコはつけるべき!選び方と取り付け方法

以下を読むとこの様なことが分かります。

  • 失敗しないバイク ドラレコおすすめ製品
  • GoProはバイクドラレコの代わりになる?
  • どこにつける?リアカメラ取り付け位置
  • ヘルメットへの前後ドラレコ取り付け
  • 取り付け方法を比較!自分でやるか業者に頼むか
  • バイクドラレコ取り付け工賃と費用の相場
  • 盗難リスクとドラレコの取り外し
  • バイクドラレコつけっぱなしと消費電力
  • 結論:バイクドラレコはいらない?つけるべき理由のまとめ

失敗しないバイクのドラレコ選び【おすすめ製品】

バイク用のドライブレコーダーを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。

まず、防塵・防水性能は必ず確認してください。

車外にむき出しで取り付けるため、雨や埃に耐えられるIPX規格で最低でも5以上、理想は6以上のものを選ぶのがおすすめです。

次に、録画性能も大切です。

夜間でもナンバーが読み取れる高画質なものを選び、HDRやWDR機能があれば、急な明かりの変化でも映像が白飛び・黒つぶれするのを防ぐことができます。

以下に、おすすめのバイク用ドラレコメーカーをまとめました。

主要メーカーと特徴

  • コムテック国内シェアNo.1と言われている。(車も含め)
  • カエディア: コストパフォーマンスに優れ、前後カメラやスマートモニター付きなど幅広いラインナップが魅力です。
  • MUFU: 台湾発のブランドで、シンプルな設計と高い操作性が特徴です。
  • ミツバサンコーワ: バイク専用ETCも手がける信頼性の高いブランドで、GPS内蔵モデルが充実しています。
  • YUMI(CIEL): リーズナブルな価格ながら、必要な機能を備えたコストパフォーマンスの高いモデルが特徴です。
  • デイトナ: カスタムパーツメーカーならではの豊富なラインナップと、ユーザーの趣向に合わせたモデルが人気です。
  • キジマ: 使いやすさを追求したシンプルさが特徴で、モニター付きモデルはバックミラーとしても利用可能です。
  • DRIVEMAN(アサヒリーチ):バイク専門のドライブレコーダーを提供しています。

GoProはドラレコの代わりになる?

 

《バイク用ドライブレコーダーとの違い

  1. 長時間の撮影に向いていない
  2. Gセンサーがついていない
  3. 駐車監視機能がついていない

前述の通り、アクションカメラであるGoProは、バイク用ドライブレコーダーの代わりにはならないと考えられます。

バイク用ドライブレコーダーとの違い、向いていない理由はいくつかあります。

まず、アクションカメラは長時間の連続撮影を想定していないため、本体が発熱してフリーズしてしまうリスクがあります。

すると、肝心な事故の瞬間が記録できていないということになりかねません。

また、アクションカメラには、ドラレコに搭載されているGセンサーのような衝撃検知機能がありません。

そのため、衝撃を受けた瞬間の映像が自動で保護されず、上書きされてしまう可能性もあるのです。さ

らに、駐車監視機能も備えていないため、当て逃げやいたずらといったトラブルには対応できません。

したがって、GoProはツーリングの記録映像を撮影するのには最適なアイテムですが、いざという時の備えとしては、やはりバイク専用のドライブレコーダーを導入することが賢明な選択と言えるでしょう。

どこにつける?フロントとリアカメラ取り付け位置

ドライブレコーダーのカメラは、主に車体かヘルメットのどちらかに取り付けることになります。

車体に取り付ける場合は、カメラと本体が分かれている分離型が一般的です。

カメラをバイクの前方と後方にそれぞれ設置することで、前後両方の映像を記録することができます。

後方に取り付けるリアカメラは、ナンバー灯の付近やフェンダーとの隙間といった、比較的目立たない位置に設置することが多いです。

ただし、転倒時に損傷しやすい車体側面などは避けるべきです。

カメラ本体が衝撃で壊れてしまい、映像が残らない可能性があるからです。

バイクのルックスを損ないたくない場合は、バイクの構造を活かして、なるべく目立たないように取り付けることが鍵となります。

ヘルメットへの前後ドラレコ取り付け

ヘルメットにドラレコを取り付けるのは、本体とカメラが一体型になっているタイプが主流です。

これは、配線が不要で取り付けが非常に簡単なことが最大のメリットと言えます。

白バイ隊員もこのタイプのドラレコを装着していることから、その利便性が伺えます。

ヘルメットに装着することで、ライダーの目線と同じ映像が記録できます。

これにより、走行中の景色や動作を臨場感たっぷりに記録することが可能です。

多くの製品は、両面テープや専用ブラケットを使ってヘルメットに固定します。

しかし、前述の通り、本体が盗難されたり、落下して破損してしまうリスクがあるため、取り扱いには十分な注意が必要です。

取り付け方法を比較!自分でやるか業者に頼むか

バイク用ドライブレコーダーの取り付けは、ご自身で行うか、専門業者に依頼するかの2つの方法があります。

簡易なバッテリー内蔵型であれば、特別な工具も不要で比較的簡単に自分で取り付けられます。

しかし、車両のバッテリーから電源を取る必要があるタイプの場合、ある程度の知識と工具が必要になります。

一方で、専門業者に依頼すれば、確実で安全な取り付けが可能です。

配線が露出しないよう、バイクの構造を熟知したプロが丁寧に作業してくれるため、見た目もきれいに仕上がります。

特に、複雑なカウルを持つ車種や、配線作業に自信がない場合は、プロに任せるのが賢明な選択です。

もし自分で取り付けを試みて失敗してしまうと、余計な費用がかかるケースもあるため、慎重に判断することが大切になります。

取り付け工賃と費用の相場

 

バイク用ドライブレコーダーの取り付け工賃は、依頼する店舗やバイクの車種によって大きく異なります。

大型のバイク用品チェーン店では、車種に応じて工賃が設定されていることがほとんどです。

一部の例を調べてみました。

店舗名 工賃の目安(前後カメラ) 特徴
2りんかん 15,800円~25,800円 車両のカウル脱着や配線加工の有無で変動します。作業保証もあります。
ナップス 17,600円~ ドラレコ本体と同時購入が必要です。持ち込み時は追加料金がかかります。
ライコランド 13,000円~20,000円 基本取付料に加え、車種別に追加作業が必要な場合があります。

また、インターネット通販などで購入したドラレコを持ち込んで取り付けを依頼する場合、追加料金が発生することが多いです。

一方で、ドラレコ購入先の店舗にそのまま取り付けを依頼すると、工賃が安くなる場合があります。

そのため、依頼する前に必ず店舗に問い合わせて、見積もりを取ることが重要です。

盗難リスクとドラレコの取り外し

バイク用ドライブレコーダーには、盗難リスクが伴います。

オートバイの盗難について、上記の様にキーを新たに設置するなどの対策で、現象しているとの発表がある。

特に、バッテリーが内蔵されているポータブルタイプは、車体から簡単に取り外せるため、盗難のターゲットになりやすいと言えます。

インプット情報でも、ヘルメットに装着していたドラレコが駐車中に盗難されたという経験談が紹介されていました。

このため、ポータブルタイプのドラレコを選んだ際は、バイクから離れるときに必ず本体を取り外して持ち歩くことが大切です。

また、車両電源に接続するタイプであっても、目立つ位置に取り付けられていると、いたずらや盗難の標的になる可能性があります。

盗難対策を重視するのであれば、GPS機能付きのドラレコを検討するのも良いでしょう。

仮に盗難に遭ったとしても、GPS機能が無効化されるまでの足取りを追跡できる可能性があるからです。

オートバイ盗は、2000(H12)年の253,433件をピークに2005(H17)年まで毎年前年比20%前後の大幅な減少率で推移した。

2023 (R5)年は9,946件となった。認知件数がピーク時の25分の1程で推移している主な要因は、シャッターキーやフリーリング(空振り機構)、イモビライザー等の搭載など、ハード面での対策がさらに普及してきたこと、及び自動車と同様に水際でのチェック体制の強化などで効果が上がっていると考えられる。

警察庁ホームページ統計/(一社)日本自動車工業会より

オートバイの盗難について、上記の様にキーを新たに設置するなどの対策で、現象しているとの発表がある。

 

つけっぱなしと消費電力

車両のバッテリーから電源を供給するタイプのドライブレコーダーには、エンジンを切った後も録画を継続する「駐車監視機能」が付いているモデルがあります。

これは、当て逃げやいたずらといったトラブル対策に非常に役立ちます。

ただし、この機能を使用する際には、バイクのバッテリー上がりに注意しなければなりません。

エンジンが停止している間も電力を消費し続けるため、バッテリーが弱っている場合や、長期間バイクに乗らない場合にバッテリーが上がってしまうリスクがあるのです。

バイクの消費電力を少しでも抑えたいのであれば、ナンバー灯やヘッドライトを消費電力の少ないLEDに交換することも有効です。

こうすれば、ドラレコ以外の電力消費を抑えることができ、バッテリーへの負担を軽減できます。

結論:バイクのドラレコはいらない?つけるべき理由のまとめ

この記事では、バイク用ドライブレコーダーの必要性や選び方、取り付けについて解説しました。

以下に、重要なポイントをまとめます。

  • ドラレコは事故やトラブル時の有力な証拠となる
  • 自身の安全運転意識を高める効果が期待できる
  • クルマ用ではなくバイク専用のドラレコを選ぶ
  • 防水・防塵性能をしっかりと確認する
  • 夜間や逆光に強い高画質モデルが望ましい
  • GセンサーやGPS機能があるとなお良い
  • GoProはドラレコ代わりにはならない
  • 取り付けは自分で行うか業者に依頼するかを検討する
  • 取り付け工賃は車種や店舗によって異なる
  • バッテリー内蔵型は盗難リスクに注意する
  • つけっぱなしによるバッテリー上がりを考慮する
  • 駐車監視機能で当て逃げ対策ができる
  • 前後カメラタイプが安心でおすすめである
  • ツーリングの思い出を残す目的にも適している
  • バイクのドラレコはいらないと考える人もいるが、今やつけるべき必須の装備といえる

 

 

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