YAMAHA NMAX155をより速くしたいと考えている方にとって、どのようなカスタムが効果的なのかは気になるポイントでしょう。

NMAX155の最高速度はノーマルで110km〜125km程度とされていますが、さらにスピードを求める場合、ハイスピードプーリーでのNMAXの最高速アップや、エンジンチューニングが有効です。

しかし、単に速さを求めるだけでなく、NMAX155の燃費やボアアップ後の燃費の変化も考慮しながらカスタムを進めることが重要です。

また、リミッターカットは違法なのか、という疑問を持つ方も多いですが、バイクのリミッターカットのデメリットとして、エンジン負荷の増大や燃費の悪化、さらには法的リスクなどが挙げられます。

安全性を確保しながら適切なカスタムを行うことが大切です。

さらに、NMAX155の馬力はどのくらいなのか、と気になる方もいるでしょう。

NMAX155は15.8馬力を発揮し、市街地や高速走行にも対応できるパワーを備えていますが、ボアアップやECUチューニングを施すことで、さらなるパワーアップも可能です。

ただし、NMAXのデメリットとして、タンク容量が7.1リットルで、頻繁な給油が必要になる点や、車体重量が約135kgと取り回しにやや慣れが必要な点も考慮する必要があります。

NMAX155はどこで生産されているのかという点では、インドネシアやタイのヤマハ工場で生産されており、海外市場向けの仕様も存在します。

本記事では、NMAX155を速くするにはどのようなカスタムが効果的か、またそのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

スピードだけでなく、安全性やコスト面も踏まえながら、最適なカスタム方法を見つけていきましょう。

ポイント

  • NMAX155の最高速度や馬力、燃費などの基本性能を理解できる
  • ハイスピードプーリーやボアアップなどのカスタム方法を知ることができる
  • リミッターカットの違法性やデメリットについて学べる
  • NMAX155のタンク容量や重量、デメリットを考慮したカスタムのポイントを把握できる

NMAX155を速くするには?カスタムの基本

  • NMAX155の最高速度は?
  • ハイスピードプーリーでのNMAXの最高速は?
  • NMAX155の馬力はいくつですか?
  • NMAX155の燃費は?
  • NMAX155のタンク容量は?
  • NMAX155の重さは?

最高速度

出典:YAMAHA公式

NMAX155の最高速度は、一般的に時速110km〜125km程度とされています。

これはノーマルの状態での数値であり、道路状況やライダーの体重、風の影響などによって若干の違いが出ることがあります。

NMAX155はスクーターの中では比較的パワーがあり、高速道路の走行も可能です。

ただし、エンジンの特性上、長時間の高回転走行は負担が大きくなるため、快適な巡航速度は90km/h前後が目安となるでしょう。

また、最高速度を向上させたい場合には駆動系のカスタムが有効です。

プーリーの交換やウエイトローラーの調整、ECUの書き換えなどを行うことで、よりスムーズにスピードを伸ばすことができます。

ただし、無理な改造はエンジンや駆動系の寿命を縮める可能性があるため、バランスを考えたチューニングが必要です。

ハイスピードプーリーでのNMAXの最高速は?

ハイスピードプーリーを装着することで、NMAX155の最高速度はノーマルよりも向上し、120km/h以上に達することがあります。

ただし、具体的な数値はプーリーの種類やウエイトローラーの重さ、その他の駆動系カスタムの有無によって変わります。

ハイスピードプーリーの仕組みとしては、変速比を最適化することでエンジン回転数を効率的に伝達し、加速力や最高速を向上させる役割を持ちます。

特に純正よりも角度が工夫されたプーリーを選ぶことで、トップスピードが伸びやすくなります。

しかし、ハイスピードプーリーの導入には注意点もあります。

例えば、ウエイトローラーの選定を誤ると加速が悪化したり、エンジン負荷が増えて燃費が悪化する可能性があります。

また、セッティングを適切に行わなければ、かえって最高速度が落ちることもあるため、専門的な知識が必要です。

馬力はいくつ

NMAX155のエンジンは、最高出力15.4馬力 11kW(15PS)/8,000r/minを発揮します。

この数値は、スクーターの中では比較的高めであり、市街地から高速道路まで幅広いシーンで安定した走行が可能です。

このエンジンは、ヤマハの「BLUE CORE」技術を採用しており、燃費性能と出力のバランスを重視しています。

そのため、単純に馬力だけを追求するのではなく、実用域でのトルクや燃費の良さを考えた設計になっています。

もし馬力をさらに向上させたい場合は、ECUチューニングやボアアップ、吸排気系のカスタムが有効です。

ただし、これらの改造を行うと耐久性や燃費に影響が出る可能性もあるため、目的に応じた適切な調整が求められます。

燃費について

NMAX155の燃費は、一般的に1リットルあたり約40〜50kmとされています。

この数値は、ヤマハの公式発表ではWMTCモード値で約46.4km/Lとなっており、実際の走行環境やライディングスタイルによって変動します。

市街地走行では信号待ちやストップ&ゴーが多く、燃費は40km/L前後になることが一般的です。

一方で、高速道路や郊外の一定速度で巡航する場面では、50km/L以上の燃費を記録することもあります。

また、NMAX155は「BLUE CORE」エンジンを採用しており、燃焼効率が高く、省燃費性能にも優れています。

しかし、急加速やエンジンの高回転を多用すると燃費は悪化しやすいため、スムーズな加速や適切なスロットル操作を意識することが燃費向上のポイントになります。

タンクの容量

NMAX155の燃料タンク容量は6.6リットルです。

この容量は、原付二種スクーターとしては標準的なサイズですが、長距離ツーリングを考えるとやや小さめに感じるかもしれません。

満タン時の航続距離は、燃費が平均45km/Lと仮定すると、約300km程度走行できる計算になります。

しかし、市街地走行では燃費がやや悪化することを考慮し、200〜250kmごとに給油を意識すると安心です。

一部のユーザーは、大容量タンクへ交換するカスタムを行い、燃料補給の頻度を減らしています。

ただし、タンクのサイズを変更する場合は、車両のバランスや重量増加による影響も考慮する必要があります。

重さについて

NMAX155の車両重量は約135kgです。

この重量は、同クラスのスクーターと比較するとやや重めですが、その分安定性が高く、高速走行時でもふらつきにくい特性を持っています。

車体がやや重いため、低速時の取り回しに少し慣れが必要ですが、重心が低く設計されているため、実際の操作感はそれほど重たく感じないという意見も多くあります。

また、長距離走行やタンデム走行時の安定感が増すのも、この重量のメリットです。

一方で、軽量化を目的としたカスタムを行うライダーもいます。

例えば、軽量ホイールや社外製マフラーへの交換を行うことで、若干の軽量化と運動性能の向上が期待できます。

ただし、軽すぎると安定感が損なわれる可能性があるため、バランスを考えたカスタムが重要です。

NMAX155を速くするカスタムと注意点

  • リミッターカットは違法ですか?
  • バイクのリミッターカットのデメリットは?
  • NMAXのデメリットは?
  • ボアアップ後の燃費
  • NMAX155ターボの日本発売はいつですか?
  • NMAX155はどこで生産されていますか?

リミッターカットは違法?

リミッターカットは、車両の種類や使用目的によって違法となる場合があります。

大型トラックなど、法律でスピードリミッターの装着が義務付けられている車両では、リミッターの解除は道路運送車両法違反となり、罰則が科せられます。

一方で、一般のバイクに搭載されているリミッターは、メーカーによる自主規制で設定されていることが多いため、これを解除すること自体は違法ではないとされています。

ただし、公道でリミッターカットを行い、制限速度を超えた速度で走行すると、速度超過(スピード違反)で罰則を受ける可能性があります。

また、バイクの改造には法律や保険の適用条件も関わるため、リミッターカットを行う場合は公道での使用が適法であるか慎重に判断する必要があります。

特に、車検が必要な排気量のバイクでは、改造内容によっては検査に通らなくなることもあるため、注意が必要です。

違法な改造を見つけたら

不正改造は犯罪です。道路運送車両法によって禁止されており、「知らなかった」では済まされません。この法律に違反した場合は、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられます。

・不正改造ステッカーが貼付され、整備命令が発令されます。

・整備命令を発令された使用者は、15日以内に整備し、運輸支局に車両を提示しなければなりません。

・守らなければ車検証・ナンバープレートが没収されます。(最大6ヶ月の使用停止)

不正改造車両の発見、またそのようなパーツを販売、装着している事業者を見つけたら、最寄りの運輸支局までご連絡をお願い致します!※電話だけでなく、所定の様式に記入しFAXでの連絡も出来ます。

都道府県運輸支局 【 不正改造車110番 】 http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02altered/call110.html

引用元:日本二輪車普及安全協会より

上記の様に違法な改造車を発見した場合、通報の義務があります。

違法な改造にならない様に充分に気を付けましょう。

リミッターカットのデメリット

リミッターカットにはいくつかのデメリットがあり、単に速度を上げるだけでは済まない問題も発生します。

1. エンジンへの負担が増える

リミッターカットによってエンジンの回転数が上がりやすくなると、エンジンの寿命が短くなる可能性があります。特に、オイル管理や冷却性能が十分でないと、過度な負荷によってエンジンが故障しやすくなります。

2. 燃費の悪化
リミッターカットをすると高回転域を多用することが増え、燃費が悪化します。燃料消費が激しくなることで、給油の頻度が増え、ランニングコストが高くなる点も考慮が必要です。
3. 保険の適用外になる可能性
リミッターカットは改造にあたるため、事故を起こした際に保険の適用外になる場合があります。保険会社によっては、違法改造と判断され、補償を受けられないケースもあるため注意が必要です。
4. 速度超過によるリスク
リミッターを解除すると、最高速度を大幅に超える走行が可能になりますが、スピード違反による罰則や事故のリスクが増大します。特に、公道では制限速度があるため、リミッターを解除しても安全に走行できる環境は限られています。

このように、リミッターカットにはエンジンの負担増加や法的リスクなど、さまざまなデメリットがあるため、単に速く走りたいという理由だけで行うのは推奨されません。

NMAXのデメリット

NMAXは高性能なスクーターですが、いくつかのデメリットもあります。

1. 燃料タンクが小さい

NMAX155のタンク容量は6.6リットルと小さめで、長距離ツーリングでは頻繁な給油が必要になる点が不便に感じることがあります。特に、高速道路を利用する場合は、給油のタイミングを計画的に考える必要があります。

2. 乗り心地がやや硬め
NMAXはスポーティな走行性能を重視した設計のため、サスペンションが硬めに設定されています。路面の凹凸を拾いやすく、長時間の走行では疲れを感じることもあります。特に、段差の多い道路や未舗装路では振動が強くなるため、乗り心地を重視する人には合わないかもしれません。

3. 重量があるため取り回しが難しい

車両重量が約135kgと、同クラスのスクーターと比べるとやや重めです。そのため、狭い駐車場での取り回しや、押し歩きの際に重さを感じることがあります。ただし、走行中は低重心設計のため、それほど重さを感じにくいというメリットもあります。

4. 価格がやや高め

NMAXは装備が充実している分、同クラスのスクーターと比べると価格が高めです。特に、新車で購入する場合、近い価格帯の150ccクラスのバイクと比較すると、コストパフォーマンスをどう考えるかがポイントになります。

このように、NMAXには燃料タンクの小ささや重量といったデメリットがあるものの、スポーティな走行性能や快適な装備を重視する人にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。

YAMAHAのNMAX155を速くするには?基本のカスタムと注意点

本記事のまとめ

  • NMAX155の最高速度は110km〜125km程度
  • ハイスピードプーリーで最高速が120km/h以上に向上する可能性がある
  • 最高出力は15.4馬力で、スクーターの中では高め
  • 燃費は約40〜50km/Lと優秀だが、走行状況による変動がある
  • 燃料タンク容量は6.6Lで、航続距離は約300km前後
  • 車両重量は128kgで、安定性は高いが取り回しには慣れが必要
  • ECUチューニングで出力を向上できるが、エンジン寿命への影響がある
  • 軽量ホイールやマフラー交換で加速性能の向上が期待できる
  • リミッターカットは違法ではないが、公道では速度超過に注意が必要
  • 高回転域を多用するとエンジン負担が増え、燃費が悪化する
  • ボアアップで排気量を上げるとさらに速くなるが、耐久性に影響する
  • 純正サスペンションは硬めで、路面状況によっては乗り心地が悪化する
  • 重量バランスを考慮しないカスタムは操縦性を損なう可能性がある
  • 価格は同クラスのスクーターと比較してやや高め
  • 高速道路を走行可能なスクーターとしては、総合的に人気が高い

 

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